「楽天カードはお得で便利だけど、家族カードもお得なのかな?…」
「本カードをもう一枚作るという方法もあるけど、家族カードとどっちがお得?…」
楽天カードをすでに使っていて、ご家族のためにもう一枚作りたい方は、「家族カード」にすべきか?…それとも「本カード(本人名義のカード)」をもう一枚作るべきか?…というポイントでかなり迷いますよね。
もし家族カードに独自のメリットや特典がたくさんあるなら、家族カードを選びたいところです。
そこで今回は、意外と知らない楽天の「家族カード」について、そのメリット・デメリットを詳しくご紹介します!
楽天の家族カードと本カード、どちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にして下さいね!
目次
楽天の「家族カード」はメリットよりデメリットが多い?!
家族カードは、おまけにもう一枚カードを作れる感覚があり、それだけでも何となくお得な気がしますよね。しかし、その感覚が実は家族カードの落とし穴。要注意ポイントです!
早速、その理由を見ていきましょう。
楽天の家族カードは無料で発行できて年会費も無料ですが、そもそも楽天カードは本カードの発行・維持費用も無料です。本カードの保有コストが有料で、家族カードだけ無料になるとしたら家族カードのほうがお得ですよね。
しかし、楽天カードの場合は、本カードと家族カード、両者の保有コストは変わりません。この辺りを誤解して、家族カードに何となくお得なイメージを抱いている方もいるはずです。まずはこの点に注意しましょう!
さらに、家族カードを作る場合と本カードをもう一枚作る場合とで、保有コスト以外の様々な条件を比較していくと、実は家族カードのほうが意外とデメリットが多いという結論にいたります。
家族カードを良く知らない場合には「本当かな?…家族カードもお得じゃないの?…」などとおもう方もいますよね。
それでは実際に「家族カード」のデメリット、メリットを順番にチェックしてみましょう!
「家族カード」のデメリットは?
何となくお得な気がする「家族カード」ですが、主なデメリットとしては以下のような点が考えられます。
- 高額の入会ポイントがもらえない
- 国際ブランドが本カードと同じになる
- 利用限度額が本カードと共有される
- カードの支払い・明細が一本化されてしまう
- カードデザインが選択できない
- ETCカードを付帯できない
以上のデメリットについて、一つずつ簡単に説明していきますね。
高額の入会ポイントがもらえない
楽天カードの魅力の一つは、何といっても太っ腹なボーナスポイントがあるところ。もちろん入会特典ポイントも大盤振る舞いしてくれます。
その時々のキャンペーン内容にもよりますが、新規入会で本カードを作れば、いつでも約5,000~8,000円相当のボーナスポイントがもらえます。
ポイント還元率1%で計算した場合、ショッピングや公共料金の支払いなどで50~80万円使わないと獲得できないポイントが、本カードを作るだけでもらえるなんてお得すぎますよね!
しかし、残念ながら家族カードを作る場合の入会特典は、せいぜい2,000円相当のボーナスポイントです。このポイントの差は結構大きなデメリットですよね。せっかく同じ楽天カードを作るなら、入会特典も最大限お得に活用したいところです。
国際ブランドが本カードと同じになる
楽天の家族カードの場合は、国際ブランドが本カードと同じブランドに限定されてしまいます。本カードがVISAならVISAしか選べないということですね。この点も少々残念です。
ちなみに、キャッシュカード一体型の「楽天銀行カード」はJCBのみ。学生専用の「楽天カードアカデミー」はVISAかJCBというように、同じ楽天カードでも種類によっては選べるブランドが限定されることもあります。
しかし、通常の楽天カード(本カード)の大きな魅力の一つは、国際ブランドがVISA・Mastercard・JCB・AMEXの4種類から選べる点ですよね。
残念ながら、家族カードの場合はブランド選択の余地がないので、この点もデメリットです。
利用限度額が本カードと共有される
家族カードを選択する場合、注意しておきたいのが、家族カードを追加しても利用限度額は増額できないという点です。
家族カードは、すでに持っている本カードの利用限度額の範囲内で使用する仕組みになっています。そのため、実質的には本カードの限度額が減ってしまうことになりますよね。
限度額にかなりの余裕がある場合は問題ありませんが、普段からリボ払いやボーナス払いなどを利用している場合には、家族カードを追加することで限度額の余裕がなくなることもあるでしょう。その場合は、本カードをもう一枚作ったほうが賢明ですよね。
カードの支払い・明細が一本化されてしまう
家族カードの支払いは、本カードの口座からまとめて引き落とされることになっています。その結果、本カードと家族カードの利用明細は一本化されてしまうので、ご家族一人ひとりの支払いを個別に管理したい場合には少々不便。この点も家族カードのデメリットの一つです。
カードデザインが選択できない
非常に残念ですが、家族カードの場合、すでに使っている本カードと同じデザインしか選ぶことが出来ません。楽天カードは、ボーナス特典やキャンペーンなどでポイントは随時大盤振る舞いしてくれます。しかし、家族カードに関しては何故かサービスが悪いですね。ただし、自分の好きなデザインを選びたい場合には、本カードをもう一枚作れば問題解決です。
ちなみに、楽天カードには「楽天イーグルス」のエンブレムデザインはもちろん、オフィシャルパートナーである「FCバルセロナ」、お茶の間のアイドル「お買い物パンダ」、老若男女に大人気の「ディズニー」など…ファン垂涎のオリジナルデザインがたくさんありますよね。クレジットカードはコンビニやスーパーなどでほぼ毎日使うもの。できれば、自分の好きなカードデザインを選びたいところです。
例えば、ゆる可愛いパンダカードは、買い物や支払いなどで使う度に気持ちがほっこりする…などと好評です。同様に、カードのスペックよりも、むしろあの独特な券面デザインに魅せられてAMEXの会員になる方も結構います。つまり、お気に入りのデザインを選べるということは、クレジットカードを選ぶ際の意外と重要なポイントの一つということですね。
残念ですが、家族カードの場合は好きなデザインか選べないのでこの点もデメリットです。
ETCカードを付帯できない
楽天の本カードには、年会費550円(税込)でETCカードを付帯することができます。しかし、家族カードの場合はETCが付帯できません。そのため、車に乗る方にとっても家族カードは少々不便といえるでしょう。
カードを使う方の要望や好みなどによっては、上記のようなポイントが必ずしもデメリットにならない場合もあるはずです。
しかし、多くの方にとって、楽天の「家族カード」は、デメリットが目立つ少々残念なカードといえますね。
「家族カード」のメリットは?
詳しく見ると意外とデメリットが多かった家族カードですが、もちろんメリットもあります。考えられるのは、以下のようなところです。
- カードの支払いが一本化できるので家計管理が楽
- 家族カードと本カードでポイントを共有できる
- 原則無審査で発行できる
カードの支払いが一本化できるので家計管理が楽
すでに触れた通り、家族カードの支払いは、本カードの登録口座からまとめて引き落とされます。そのため、明細を個別に把握したい場合はデメリットになるということでした。しかし、逆に、家族皆んなの支出を一括管理したい場合にはこの点がむしろメリットになります。支払いや明細が本カードに一本化されるので、家族カードを選ぶと、家計の管理が楽になるということですね。
家族カードと本カードでポイントを共有できる
支払いが一本化されるのと同様に、家族カードの使用で獲得したポイントは、ひとまず本カードにまとめて貯まる仕組みになっています。ただし「ポイント移行申請」をすれば、家族の間でポイントを移行することも可能です。ポイント移行にはいくつか条件がありますが、手数料は無料です。家族皆んなで貯めたポイントを一つのカードに集めたり、そのポイントを使いたい人のカードに移行したりできるので、この点も家族カードを選ぶメリットといえます。
原則無審査で発行できる
家族カードは、本カード会員と「生計を同じくする親、又は配偶者、又は子供(18才以上)」という条件さえ満たせば、原則的に無審査で作ることができます。
ちなみに、家族カードを作りたい場合には、すでに使っている本カードのIDで楽天e-NAVIにログインして、メニュー項目から「家族カードのお申し込み」を選択しましょう。
さらに「申し込みたいご家族の方の氏名、生年月日、続柄、性別、家族カード会員となる方のメールアドレス、設定する暗証番号、楽天Edy機能を付けるかどうか…」などの必須項目を入力していけば簡単に申し込みが完了します。後は、10日前後でカードが届くのを待つだけです。
しかし、そもそも楽天カードの審査や申し込みは、本カードを作る場合でもそれほど難しいものではありません。例えば、専業主婦で無収入という方でも、配偶者の方の収入(世帯収入)で審査を受けられるので、審査のハードルもそれほど高くないのが特徴です。つまり、楽天カードは、本カードも比較的作りやすいということですね。
ただ、家族カードは、本カードと比べると申し込みの手間や時間が若干省略できるので、その点もメリットといえるでしょう。
以上のように、「家族カード」ならではのメリットも確かにいくつかあります。しかし、残念ながら、家族カードにしかない特別お得な特典や特筆すべき便利なサービスがあるとはいえませんよね。
結論!家族カードよりも「本カード」を作るほうが断然お得!
ここまでは、楽天の家族カードのメリット・デメリットをじっくり比較してきました。
家族カードにはデメリットこそたくさんありましたが、メリットに関しては今一つ…といったところでしたね。
そこで次は、改めて楽天の「本カード」のメリットをおさらいしてみましょう!
楽天の「本カード」のメリット!
- 年会費永年無料
- 高額の入会ポイントがもらえる!
- 好きな国際ブランドが選択できる!
- カードの支払い・明細を別々にできる
- 利用限度額が個別に割り当てられる!
- カードデザインが選択できる!
- 専業主婦・学生・パート・アルバイトでも発行可能
- ETC機能が付帯できる(ただし年会費有料)
以上のメリットを見ると「家族カードのデメリット」といえる部分を裏返せば、ほとんどそのまま「本カードのメリット」になっていることが分かりますよね!
太っ腹な入会特典があり、豊富な選択肢の中から国際ブランドやカードデザインが選べる点などは、家族カードにはなかったかなり嬉しいメリットです!
ちなみに、楽天の本カードには、年会費が有料になりますがETCカードを付帯することもできます。世の中にはETCまで含めて維持費が完全無料のカードも結構あるので、それらと比べると有料なのは少々残念です。しかし、ETCを付帯できない家族カードと比べれば、年間550円(税込)プラスするだけでETCが利用できるのは本カードのメリットです。
いずれにしても、楽天の「本カード」は、やはりメリットが盛りだくさんですね!
例えば、カードの支払いやポイントを家族で一括管理できる…という点にかなりの魅力を感じる方などには、家族カードがおすすめといえるでしょう。
しかし、それ以外の場合には、デメリットが多々ある家族カードよりも、メリット満載の「本カード」のほうが断然お得かつ便利でおすすめです!
まとめ
今回は、楽天の「家族カード」と「本カード」について、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら詳しくご紹介してきました。
簡単に、大事なポイントをまとめると…
- 「家族カード」は、特典や選択肢、付帯機能が限定されるなど意外とデメリットが多い
- 家族の支払い・明細やポイントが一括管理できる点を重視したい方には「家族カード」がおすすめ
- 上記以外の方には、お得&便利でブランド・デザイン・付帯機能といった選択肢も豊富なメリット満載の「本カード」が断然おすすめ!
…以上のようなことになります。
これまで、家族カードに漠然とお得なイメージを抱いていた方も少なからずいるでしょう。しかし、よくよくチェックしてみると楽天の家族カードは、本カードとほぼ同等のスペック(利用条件)とはいうものの、特典や機能、選択肢の幅などが縮小・限定されてしまう本カードの廉価版といった印象でしたね。
それに引き換え、本カードは、ETCの年会費が有料という点以外に非の打ち所がないのでは?…といえるほどの充実感です!
実際に、楽天カードは顧客満足度でも常に上位に入ってきますが、それは楽天の「本カード」がいかにお得で便利かということの証しです。しかし、その楽天の本カードの魅力は、残念ながら、家族カードには部分的にしか当てはまらないといえるでしょう。
結論的には、家計の管理面など特別な事情がない限り、楽天カードは家族カードより「本カード」のほうが断然おすすめ!ということになります。
善は急げ!ではありませんが、お読みいただいて疑問が解消した方は、早速申し込んでみましょう!