三井住友カードを使っている人の中には、「なかなかポイントが貯まらないなぁ」と感じている人もいるのではないでしょうか。
それもそのはず、三井住友カードの利用金額に応じて貯まる「ワールドプレゼントのポイント」ですが、基本還元率が低めなので、普通に使っているとなかなかポイントが貯まりません。
しかし、実は三井住友カードには、基本還元率の低さを補って余りあるポイントアップ方法がたくさん用意されているのです。
どのようなポイントアップ方法があるのかを具体的に紹介しますので、三井住友カードを使うときに意識してみてくださいね。ポイントの貯まり方がかなり変わってきますよ。
また、ワールドプレゼントのポイントの使い道はいろいろありますが、交換するものによってレートが違います。何に交換するのが1番お得なのかも紹介しますので、使い道を決めるときの参考にしてみてください。
目次
ワールドプレゼントにはポイントアップ方法がたくさんある
「ワールドプレゼント」とは、カードの利用金額に応じてポイントが付与され、そのポイントを景品や他社ポイントなどに交換できる、三井住友カードのポイントプログラムです。
使い道が多く便利なポイントではあるのですが、基本還元率が低めでポイントが貯まりにくいというデメリットがあります。
しかし、ポイントアップのための仕組みがいろいろと用意されていて、それらをうまく使えばポイント還元率を大幅にアップさせることが可能です。ワールドプレゼントの基本還元率やポイントアップ方法を把握して、三井住友カードをお得に使いこなしましょう。
三井住友カードの基本還元率は0.5%
ワールドプレゼントの基本還元率は0.5%で、三井住友カードの利用金額1,000円ごとに1ポイント貯まります。
「1,000円で1ポイントなのに還元率が0.5%?」と疑問に感じるかもしれませんが、ワールドプレゼントのポイントは1ポイント5円相当です。そのため、1,000円で1ポイントでも還元率が0.5%になります。
三井住友カードにはいくつか種類があり、中には還元率が2倍の1.0%に設定されているカードもありますが、それ以外のカードは他社で還元率が優遇されることが多い、ゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードでも還元率が0.5%です。
この還元率の低さが三井住友カードのデメリットといえますが、そのデメリットを補うためのポイントアップの仕組みがいろいろ用意されています。
なお、ワールドプレゼントのポイントは1回の利用ごとではなく、月間の利用金額に対して付与されます。1,000円未満の少額決済でも無駄になることはないので安心してくださいね。
三井住友カード一覧
三井住友カードの中には還元率が1.0%に設定されているカードもあると前述しましたが、どのカードが還元率が高いカードなのでしょうか。
まずは、三井住友カードの「プロパーカード(カード会社が直接発行するクレジットカード)」とも呼ばれる、三井住友カードの自社ブランドカードを見てみましょう。
- 三井住友VISAクラシックカード
- 三井住友VISAアミティエカード
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- RevoStyle(リボスタイル)
- 三井住友VISAプライムゴールドカード
- 三井住友VISAゴールドカード
- 三井住友VISAプラチナカード
上記のうち還元率が1.0%なのは、26歳以下が申し込める「三井住友VISAデビュープラス」とリボ専用カードの「RevoStyle」です。
ただし、RevoStyleは「代金をリボ払いにした場合に限り、還元率が1.0%に上がる」という条件が定められています。
ポイントアップ対象外になる場合
デビュープラスやRevoStyleといった基本還元率が0.5%よりも高いカードや、マイ・ペイすリボ(後述します)を利用して還元率が上がった場合は、ワールドプレゼントのポイントアップ対象外になることがあります。
デビュープラスやRevoStyleを持っている人やマイ・ペイすリボに登録している人は、事前にポイントアップの条件をよく確認してみてくださいね。
コンビニ・マクドナルドでいつでもポイント5倍
さて、三井住友カードの基本還元率やカードの種類を把握したところで、具体的なポイントアップ方法を見ていきましょう。
通常、三井住友カードは1,000円利用ごとに1ポイント付与されるのでしたよね。ですが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社とマクドナルドでの利用であれば、ポイントが5倍にアップします。
事前エントリーは不要ですし、デビュープラスやRevoStyleも対象カードに含まれます。また、三井住友カードで直接支払ったときだけでなく、iD付きのカードやApple Pay、Google Payを利用すれば、電子マネーでの支払いもポイント5倍の対象になります。
対象カードや支払方法が幅広く、だれでも利用しやすいポイントアップ方法ではないでしょうか。
選んだ3つのお店でポイント2倍
三井住友カードには、事前に登録したお店で買い物すると還元率が2倍の1.0%になるというポイントアップ方法もあります。
対象のお店にはデイリーヤマザキやセイユー、アピタ、マツモトキヨシ、スターバックスカードのチャージやすき家、モスバーガーといった身近なお店がたくさんあり、その中から3つ選択可能です。
よく行くお店を登録しておけば、かなりポイントが貯まりやすくなるので、ぜひ登録しておいてくださいね。このポイントアップ方法も、デビュープラスやRevoStyleでも利用できます。
ココイコ!でポイントアップかキャッシュバック
ときどき行くお店や旅先で行ってみたいお店など、「ポイントが2倍になる3つのお店に選ぶほどではないけれど、ポイントアップできないかな」と思うお店もあるのではないでしょうか。
そんなときは、そのお店が「ココイコ!」の対象店舗に入っていないかをチェックしてみましょう。ココイコ!とは、事前に希望のお店にエントリーするだけで、そのお店で買い物をするとポイントアップかキャッシュバックが受けられるというお得なサービスです。
三井住友カードのサイトからエントリーするだけで利用可能で、クーポンやポイントカードなどを持参する必要はありません。
高島屋や松坂屋といった百貨店から、かっぱ寿司・かに道楽といった飲食店まで幅広い店舗を取り扱っているので、ポイントアップやキャッシュバックを受けるチャンスはたくさんありますよ。
なお、ココイコ!のエントリーには「エントリーから14日以内」などの有効期限が設定されているので、期限内に利用するようにしましょう。(有効期限切れ後に再エントリーすることは可能です)
ポイントUPモールでいつものネットショップでポイントアップ
ネットショッピングが多い人には、「ポイントUPモール」の利用がおすすめです。ポイントUPモールとは、三井住友カードが運営するショッピングモールです。
ポイントUPモールを経由して楽天市場やAmazon.co.jp、Yahoo!ショッピングなどで買い物をするだけで、ポイントが2〜20倍にアップします。
三井住友カードの会員サイト「vpass」のIDとパスワードがあれば利用可能で、複雑な手続きは必要ありません。
ワールドプレゼントのポイント付与対象のカードであればポイントUPモールが利用できるので、ネットショッピングの際には、ぜひポイントUPモールを利用してみてくださいね。
カード利用金額に応じたボーナスポイント
三井住友カードでは、前年度のカードの年間利用金額に応じて「V1」「V2」「V3」のステージが設定され、そのステージと利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。
ステージ | 前年度のカードの年間利用金額 |
---|---|
V1 | 50万円以上100万円未満 |
V2 | 100万円以上300万円未満 |
V3 | 300万円以上 |
1番下のランクであるV1でも、利用金額が50万円に到達した時点で100ポイントが付与されるので、ポイントアップにかなり役立つでしょう。
ただし、このサービスは終了が決定しており、ボーナスポイントのステージ判定が2020年2月まで、ボーナスポイントのプレゼントが2021年1月支払い分までとなっています。
まだ詳細は不明ですが、三井住友カードの公式サイトで「2021年2月に新しいボーナスポイントサービスがスタート」と告知が出ているので、詳細が明かされたらチェックしてみましょう。
マイ・ペイすリボ利用でポイント2倍
三井住友カードには「マイ・ペイすリボ」という、支払い時にリボ払いを指定しなくても、利用代金が自動的にリボ払いになるというサービスがあります。
マイ・ペイすリボに登録して「リボ払い手数料」が発生するとポイントが2倍になるほか、カードによっては年会費が優遇されたり、200日間のショッピング保険が適用されたりといったメリットもあります。
ですが、リボ払い手数料は実質年率15.0%と高く、もともとの利用金額よりも高額な代金を支払うことになるので、ポイントが2倍になったり年会費が優遇されたりしても、それを超えるマイナスになる可能性があるのです。
マイ・ペイすリボへの登録は、メリットとデメリットの両方を理解した上で決定することが大切です。
ポイントの利用方法
ワールドプレゼントのポイントの使い道はさまざまですが、交換するものによってレートが異なります。がんばって貯めたポイントをできるだけお得に使えるように、主な交換先や還元率を把握しておきましょう。
交換先 | 必要ポイント | 還元率 |
---|---|---|
楽天スーパーポイント1,000ポイント | 200ポイント | 0.5% |
dポイント1,000ポイント | 200ポイント | 0.5% |
au WALLETポイント1,000ポイント | 200ポイント | 0.5% |
nanacoポイント800ポイント | 200ポイント | 0.4% |
WAONポイント800ポイント | 200ポイント | 0.4% |
Tポイント800ポイント | 200ポイント | 0.4% |
Pontaポイント800ポイント | 200ポイント | 0.4% |
Amazonギフト券1,000円分 | 200ポイント | 0.5% |
iTunesカード1,000円分 | 200ポイント | 0.5% |
Google Play ギフトコード1,000円分 | 200ポイント | 0.5% |
iDバリュー1,000円分 | 200ポイント | 0.5% |
キャッシュバック600円分 | 200ポイント | 0.3% |
ANAマイル300マイル |
100ポイント | 0.3% |
上記のとおり、各種共通ポイントやギフト券などに1ポイント4円〜5円相当、ANAマイルは1ポイント3円相当で交換できます。
お得さだけで考えるのであれば、0.5%の還元率で交換できる楽天スーパーポイントやdポイント、Amazonギフト券などに交換するのがおすすめです。
ですが、せっかく交換しても使わないのでは意味がなくなるので、還元率も考慮しつつ、自分が使いやすいものに交換するとよいでしょう。
ワールドプレゼントの注意点
ワールドプレゼントのポイントを貯めるときに、いくつか注意したいことがあります。ここで紹介することを知っておかないとかなり損をすることもあるので、しっかり見ておいてくださいね。
有効期限はカードによって異なる
ワールドプレゼントのポイントには有効期限があるので、有効期限切れで失効しないように注意が必要です。有効期限はカードの種類によって異なるので、自分の持っているカードの有効期限を把握しておきましょう。
- 三井住友プラチナカードの有効期限:ポイント獲得月から4年間
- ゴールドカードの有効期限:ポイント獲得月から3年間
- 上記以外のカードの有効期限:ポイント獲得月から2年間
ポイントカードなどでは、新たにポイントを獲得すると有効期限が延長されるものもありますが、ワールドプレゼントのポイントはポイント獲得による有効期限の延長はありません。上記の有効期限できっちり失効してしまうので、ポイントの管理を徹底しましょう。
ポイント付与対象外の支払いがある
ワールドプレゼントのポイントは、三井住友カードで支払いさえすればかならず付与されるものではありません。
以下のような支払いはワールドプレゼントのポイント付与対象外なので注意しましょう。
- 三井住友カードの年会費
- リボ払いや分割払いの手数料
- 国民年金保険料
- Edyチャージ
- モバイルSuica
- スマートICOCA
- WAONチャージ
- nanacoチャージ
- プリペイド購入・チャージ(三井住友カード)
ポイントの確認方法
ワールドプレゼントのポイント残高や有効期限は、三井住友カードの会員サイトVpassで確認できます。
Vpassにログインする必要があるので、まだVpassに登録していない人は早めに登録を済ませましょう。
まとめ
ワールドプレゼントのポイントアップ方法やお得な使い道は把握できたでしょうか。最後にポイントをまとめます。
- ワールドプレゼントのポイントの基本還元率は0.5%
- 大手コンビニやマクドナルドで利用するとポイント5倍、事前にお店を登録しておくとポイント2倍など、ポイントアップ方法が多数用意されている
- ポイントをお得に使いたいのであれば、0.5%の還元率で交換できる楽天スーパーポイントやdポイント、Amazonギフト券などに交換するのがおすすめ
- ポイントの有効期限に注意
ワールドプレゼントのポイントの基本還元率は低めですが、多くの人が利用できるポイントアップ方法がたくさん用意されています。
ポイントアップ方法をうまく取り入れて、三井住友カードをお得に使いこなしましょう。